複数回の引越しで車検証の住所がつながらない!「戸籍の附票」の役割と取得方法

自動車の住所変更(変更登録)の手続きを行う際、多くの方が直面する問題が「車検証に記載されている住所」と「現在の印鑑証明書に記載されている住所」が一致しないという状況です。
特に、転勤や転職などで複数回引越しをしている場合、その住所の変遷を証明する書類を揃えなければ、運輸支局で手続きを進めることができません。

  • 引越しが1回の場合:住民票1通でOK。
  • 引越しが2回以上の場合:住民票だけでは不足です!

今回は、この「住所がつながらない問題」を解決するために必須となる専門書類「戸籍の附票(こせきのふひょう)」の役割と、スムーズな取得方法について解説します。


1. なぜ住所のつながりを証明する必要があるのか?

運輸支局が住所のつながりを厳しく確認するのは、「車検証の所有者」と「今、手続きをしている人」が同一人物であることを確実に証明するためです。
過去に誰かの名義になっていた車を、現在のあなたが勝手に自分の名義に変えるといった不正登録を防ぐ目的があります。

引越しが2回の場合に住民票が使えない理由

住民票には、「現住所」と「一つ前の住所」しか記載されません。

  1. 車検証の住所(A地)
  2. 一つ前の住所(B地)
  3. 現住所(C地) ← 今の印鑑証明書の住所

B地からC地への引越しは住民票で証明できても、A地からB地への引越しが証明できないため、「車検証の住所と現住所がつながらない」と判断されてしまいます。


2. 救世主!「戸籍の附票」の役割とは

ここで登場するのが、戸籍の附票です。 戸籍の附票とは、「戸籍が作られてから(またはその戸籍に入籍してから)、現在に至るまでの住所の履歴」を証明してくれる書類です。

役割:途切れた住所をつなげる

車検証上の古い住所(A地)から現在の住所(C地)に至るまでの、すべての住所の変遷(A→B→Cなど)が一つの書類に記載されるため、運輸支局へ提出することで、同一人物であることを明確に証明できます。

注意:住所履歴が「全部載っていない」ケース

ただし、戸籍の附票にすべての住所が載っているとは限りません。

  • 戸籍を移動(転籍)した場合: 転籍する前の住所履歴は、以前の戸籍の附票を取得しなければなりません。
  • 結婚・離婚などで戸籍が変わった場合: 同様に、変更前の戸籍の附票が必要です。

手続きが複雑になるほど、役所から取得する書類の種類(除かれた戸籍の附票、改製原戸籍など)が増えていき、専門的な知識が必要になります。


3. 戸籍の附票の具体的な取得方法

戸籍の附票は、住民票のように、最寄りの役所では取得できません。

取得場所:「本籍地」の役所のみ

戸籍の附票を取得できるのは、「本籍地を置いている市区町村役場」のみです。

  • 本籍地を移動していない場合: 現在の本籍地の役場に請求します。
  • 本籍地を移動している場合: 住所がつながらない期間中に本籍地を移動していると、以前の本籍地の役場にも請求する必要があります。

取得方法:郵送での請求も可能

遠方に本籍地がある場合、郵送で請求するのが一般的です。

  1. 請求先: 本籍地の市区町村役場の戸籍担当課
  2. 必要書類: 申請書、本人確認書類のコピー、手数料(定額小為替)、返信用封筒

行政書士からのアドバイス 郵送請求の場合、往復の日数と役所の処理時間で1週間〜10日程度かかります。この書類待ちの間に、他の書類(車庫証明など)の有効期限が切れてしまうリスクがあるため、スケジュール管理が非常に重要です。


4. まとめ:複雑な住所証明はプロに任せて安心

複数回の引越しによる住所変更は、一見簡単なようでも、「どの役所に、どの種類の戸籍書類を請求すれば住所がつながるのか」を判断するのが非常に難しい手続きです。

  • 書類の有効期限内に、遠方から戸籍書類を取り寄せられるか不安
  • 住民票、戸籍の附票、印鑑証明書など、どの組み合わせが必要かわからない

このように感じたら、無理にご自身で役所を巡る必要はありません。 当事務所にご依頼いただければ、お客様の状況をヒアリングした上で、必要な書類をリストアップし、取得方法までサポート、または代行いたします。
書類収集の煩雑さから解放され、確実な登録手続きを実現しましょう。

「自動車のページを見た」とお伝えください。ご相談は無料です。070-8490-7268受付時間 8:00-20:00 [ 土日祝日も対応 ]

郵送・連絡先

この記事を書いた人

行政書士古川俊輔
行政書士古川俊輔
自動車専門の行政書士
埼玉県で地域密着対応
平成生まれの若さを活かしたフットワークの軽さが強み
迅速・丁寧・確実な許認可サポート