電子車検証になってから名義変更はどう変わった?「自動車検査証記録事項」の重要性

2023年から導入された電子車検証。ハガキサイズのコンパクトな見た目になりましたが、実は「名義変更」の手続きにおいて、これまでにはなかった注意点や新しい書類が登場しています。
「名義変更が終わったのに、車検証に自分の名前が書いていない」「一緒にもらったA4の紙は何に使うの?」
そんな疑問を解決するために、電子車検証時代の名義変更のポイントと、必須アイテムである「自動車検査証記録事項(じどうしゃけんさしょうきろくじこう)」について分かりやすく解説します。


1. 電子車検証になっても「手続きの場所」は同じ

まず安心してください。名義変更(移転登録)を行う場所自体は、これまでと変わりません。

  • 普通車:管轄の運輸支局(陸運局)
  • 軽自動車:軽自動車検査協会

また、旧所有者の印鑑証明書や譲渡証明書、新所有者の住民票といった「必要書類」も、基本的な構成は従来のままです。


2. 【最大の変化】券面に「新しい所有者」の名前が載らない!

電子車検証の最大の特徴は、「所有者・使用者の氏名や住所」が券面(表面)に印刷されていないことです。
これまでは名義変更が終わると、自分の名前が載った新しいA4の車検証が発行されました。しかし電子車検証では、名義が変わっても、新しい車検証の表面にあなたの名前は印字されません。所有者情報は右側の「ICタグ」の中にのみ書き込まれます。
「本当に名義が変わったのか不安……」 そんな時に登場するのが、もう一つの重要な書類です。


3. 「自動車検査証記録事項」とは?

名義変更の手続きが終わると、電子車検証(A6サイズ)と一緒に、A4サイズの「自動車検査証記録事項」という書類が手渡されます。

なぜこの書類が必要なのか?

電子車検証のICタグを読み取るには専用アプリが必要ですが、「今すぐ目視で内容を確認したい」という場面(自動車保険の契約、銀行のマイカーローン審査、買取査定など)では不便です。

そのため、電子車検証のICタグの内容をそのまま紙にプリントアウトしたものが「自動車検査証記録事項」です。ここには、券面にはない以下の情報がすべて記載されています。

  • 新所有者の氏名・住所
  • 新使用者の氏名・住所
  • 車検の有効期限(満了日)

重要! 電子化から3年間(2026年1月頃まで)は、名義変更や車検の際に窓口で必ず無料で発行されます。それ以降は、厚労省のアプリから自分で印刷するか、窓口で再発行(有料)することになる予定です。


4. 名義変更後に必ずチェックすべきこと

名義変更が完了して書類を受け取ったら、以下の2点を必ず確認しましょう。

  1. 電子車検証の「セキュリティコード」: 名義変更ごとに、ICタグを読み取るための「4桁の数字」が新しくなります。アプリで情報を確認する際に必要ですので、読み取れるかその場で確認しましょう。
  2. 自動車検査証記録事項の内容: 一緒に渡されたA4の紙を見て、自分の名前や住所に間違いがないかチェックします。この紙は、車検証と一緒に車の中に保管しておきましょう。

5. 行政書士に依頼するメリット:新旧書類の混乱を回避

電子化への移行期である現在は、旧来の「A4車検証」と新しい「電子車検証」が混在しており、手続きが非常にややこしくなっています。

  • 書類の過不足チェック: 「電子車検証になったから、この書類はいらないのでは?」といった勘違いを防ぎます。
  • オンライン申請(OSS)の活用: 行政書士なら、運輸局へ行かずにPC上で名義変更を完結させる「OSS申請」が可能です。これにより、手続きのスピードが格段に上がります。
  • 最新ルールの把握: 制度変更が激しい時期だからこそ、最新の法規に基づいた確実な手続きを提供します。

まとめ:車検証と「記録事項」は2枚1セット!

電子車検証時代の名義変更は、「小さなICカード(本体)」と「大きな紙(記録事項)」の2枚を受け取って初めて完了となります。
「名義変更したのに前の持ち主の名前が載った車検証を渡された(ように見える)」とパニックになる必要はありません。右側のICタグと、付属のA4書類にあなたの情報がしっかり刻まれています。
「電子車検証での名義変更、やり方がよくわからない」 「会社名義に変更したいが、電子化後の注意点を知りたい」 「とにかくミスなく最短で手続きを終わらせたい」
当事務所では、最新の電子車検証制度に完全対応しています。複雑な手続きはすべてプロにお任せいただき、安心して新しいお車でのドライブをお楽しみください。

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この記事を書いた人

行政書士古川俊輔
行政書士古川俊輔
自動車専門の行政書士
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