中古車購入時と新車購入時で車庫証明の申請手続きに違いはあるか?

車庫証明(自動車保管場所証明申請)は、車の登録を行うために必須の手続きですが、新車と中古車を購入する際で、申請書の作成時に準備すべき情報や、手続きの進め方に少し違いがあります。
車の購入を検討されている方が、スムーズに手続きを進められるよう、両者の違いと注意点をまとめました。


1. 新車購入時の車庫証明手続きの特徴と注意点

新車購入の場合、申請書に記載する車両情報がまだ確定していない点が最大の特徴です。

📝 特徴①:車台番号が「打刻前」である

新車は、車庫証明を申請する時点では、まだ製造段階で「車台番号」の打刻が完了していないことが多くあります。

  • 対応方法: ディーラーや販売店から提供される「車台番号(製造番号)が記載された書面」をもとに、申請書に記載します。この際、車台番号の一部が未定(例: XXXXXXXXXX***)になっている場合は、その指示通りに記載します。

📝 特徴②:車検証がないため「諸元表」が必要

新車なので当然車検証はまだ発行されていません。車両の正確な「型式」「長さ・幅・高さ」を証明するため、ディーラーが発行する「諸元表」や「メーカー発行のデータ」などの情報が必要です。

📝 タイミングの注意点

新車の場合、契約後すぐに車庫証明を申請しても問題ありません。申請から交付まで通常3~7日かかるため、納車日に間に合うように逆算して、できるだけ早く手続きに取り掛かるのが一般的です。


2. 中古車購入時の車庫証明手続きの特徴と注意点

中古車購入の場合、車両情報は確定していますが、車が登録済みであるため、その状態によって必要な書類が異なります。

📝 特徴①:車両情報がすべて確定している

中古車は既に一度登録されているため、「車台番号」「型式」「長さ・幅・高さ」のすべての情報が確定しています。

  • 対応方法: 販売店から提供される「現行の車検証のコピー」や「一時抹消登録証明書」を元に、車両情報を正確に転記します。新車のように不確実な情報はありません。

📝 特徴②:前の所有者の情報に注意

中古車の申請書を作成する際は、「自動車登録番号(ナンバー)」の欄に、前の所有者のナンバーを記載して提出しても問題ありません。
もし「一時抹消登録証明書」がある場合、この欄は空欄で提出します。

📝 タイミングの注意点

中古車は、購入の意思決定から納車までの期間が短いことが多いため、契約後、すぐに車庫証明の申請に取り掛かる必要があります。特に人気車の場合は、車庫証明の遅れが原因で納車が遅れると、販売店に迷惑をかける可能性もあります。


3. 【共通】最も重要な「保管場所の証明」

新車・中古車に関わらず、車庫証明の申請において最も時間がかかり、不備が出やすいのは、「保管場所の確保」を証明する書類です。

書類名新車・中古車での違い
自認書 / 使用承諾証明書どちらの購入形態でも、駐車場の所有状況によって必ず1通必要です。
記載事項いずれの場合も、証明書の日付は申請日から1ヶ月以内である必要があります。

新車だから簡単、中古車だから大変、ということはなく、保管場所の証明書類の準備こそが、スムーズな手続きの鍵を握ります。


4. まとめ:プロの行政書士がスピード解決

新車・中古車に関わらず、お客様がご自身で車庫証明を申請する場合、書類の不備で何度も警察署に足を運ぶことになりがちです。
特に、川越市で新車を購入される場合、ディーラーは迅速な納車を望んでいます。中古車の場合も、速やかに名義変更を完了させる必要があります。
当事務所は、新車・中古車を問わず、お客様の手間を最小限に抑え、警察署への申請を迅速かつ正確に代行いたします。
車両情報が未定の新車でも、すぐに手続きが必要な中古車でも、すべて安心してお任せください。

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